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裁判の傍聴に行ってきました

こんにちは。

タコベルの記事の最後に、初体験のあることをしたと記載したのですが、そうです。
裁判の傍聴に行ってきました。

strbcs.hatenablog.com

 
裁判の傍聴は国民の権利だそうで、自由に傍聴できます。
阿曽山大噴火さんなど裁判の傍聴のお話をされる方も多いので、何となくご存じの方も多いと思います。

『裁判 傍聴』と検索すれば、手順を教えてくれるサイトはたくさんあるので、詳しくは検索してみてください。笑
大した準備は必要ありません。
身一つで行けば良いだけです。強いて言うなら紙とペンでしょうか・・・ですが、私は思い付きで行ったので手ぶらでした。

今回は、素人目線で全体の感想を綴ります。
事件ごとの裁判の詳細はまた別の記事であげる予定です。

 

きっかけ

とある平日休みの日に、タコベルでタコスを食べながら、TVerで『まだ結婚できない男』第1話を見ていました。
すると阿部寛がこれから依頼する弁護士(吉田羊)の雰囲気をつかむために、その弁護士が担当している裁判の傍聴に行くシーンが。
そのときこれだ!!と思い、その足で行ってきました。
我ながらのフットワークの軽さよw
むかーし、退職する友人にしばらくどうするのか聞いたところ、裁判の傍聴に行きたいと言っていたのをぼんやり思い出しました。
そうなんです。裁判は平日にしか行われないのです。


場所

よくわからないので、とりあえず霞ヶ関東京地方裁判所に行ってきました。
霞ヶ関A1出口すぐの建物です。

f:id:strbcs:20191017184539j:image

※建物内は写真が撮れないため、A1出口のぼってすぐのところをパシャリ。(もはや何の建物なかよくわかりませんね。笑)
おそらく裁判所は各都道府県にもある・・・ハズ?

 

東京地方裁判所

建物に入る際に、空港などにある持ち物検査と金属探知機でのチェックがあります。
ちょっとドキドキ。
受付の横に開廷表なるタッチパネル式の画面を確認して、時間や内容を見て好きな裁判を見に行きます。
自分の名前を書いたり、傍聴に関する受付などはないので、開廷表で場所と時間を確認してそのまま各法廷に入るだけです。
思っていたよりも敷居が低くてびっくりします。
人気(?)の裁判は満席になったり、傍聴券が必要になりますが、雰囲気をつかむくらいだったら、何かしらの裁判は傍聴可能です。
予約も必要なく、自由に傍聴できるので、なんともありがたいシステム!
急に予定があいた平日にもってこい!
私語禁止ですから一人参加のほうがオススメです。
一人なら好きな裁判傍聴できますし!
初めての人は刑事事件新件がオススメとネットで見たので、探してレッツゴー。
私はお昼食べてからきやって来たので、13:30~14:30の裁判(薬物使用)、14:30~15:30の裁判(業務上横領)の2つの裁判を傍聴しました。

 

法廷内

いざ、法廷に入ると、まさにドラマなどで見たとおりでびっくりします。
そっくりすぎて、ニセモノ感すら漂います。(こっちが本物なんですけどね!)
しかも、途中入室、退室も自由なんです。ですが、いくら静かにしていても足音や気配があるので、弁護士や検事にチラッと見られたり、気が散ってしまったりするのも事実なので、勇気がいるかもしれません。
とはいえ、私も3分くらい遅れて入室したんですけどね。てへ。
静かにしていれば全然大丈夫です。慣れている人だと判決聞いた瞬間に出ていく人もいるんだとか。

 

開廷!

まず思ったのが、弁護士も検察官も裁判官もみんなボソボソ話しているんですよ
ドラマだと分かりやすくハキハキ話しているじゃないですか、あれウソですよ。
実際はボソボソでよく聞き取れませんから!
まぁ、人によるのでしょうけど。(でも2つ裁判傍聴して2つともなので、今のところ、私のなかでのボソボソ割合は100%です。)
今回は刑事事件2件(薬物使用と業務上横領)を傍聴したのですが、彼らにとってはそんなに大きな事件ではなく、裁判官も弁護士も、検察官も慣れすぎている感じで、緊張感はまるでありません・・・。
ま、プロですからね。緊張しまくりでカミカミでも困りますからね。
被告人への質問や証人尋問後、終盤に検察、弁護士は意見陳述をするのですが、事前に作成しているであろう文書を裁判官と検察官は弁護士に、弁護士は検察官に渡し、それを読み上げるんですよ。
えええええ、この裁判を聞いて意見変わることないのォォォォ!?
陳述を聞いてほしい相手(裁判官、検察官⇔弁護士)には、手元に文書がありますから別に読み上げる必要なんてないんでしょうが、公開裁判ゆえ読み上げが必要になります。その読み上げがめっちゃ高速なんですよね。
被告人や証人すらポカーン(゚д゚)ですよ。
傍聴人なんておいてけぼり、無、傍聴人の存在は彼らにとって無!!!!
裁判官、検察官、弁護士の職業上、こんな小さな事件なんてあるあるで、こんなことにいちいちかまっていられないのでしょう。
完全流れ作業という印象です。
もちろん、被告人への質問や証人尋問の際には、回答を受けて質問を変えたり、質問で追い詰めたり(検察官)、助け船を出したり(弁護士)、臨機応変に対応していましたが、それ以外は流れ作業でした。
何度も見ていればそれにも慣れてきて、そう感じなくなるのでしょうけど、裁判の大した知識のない私には、淡々とした流れ作業に感じました。
この裁判で何か覆ることがあるのでしょうか・・・?
新証言でもでてくれば覆るのでしょうけど、今まで取り調べやらを経てここにいるわけですからね。よほどのことがない限り覆らないのでしょう。
ま、内容が内容ですしね。薬物使用や横領を本人が認めている以上、あとは淡々と進めていくしかないのでしょう。
ちなみに、建物内は写真・録音・録画は禁止、法廷内は携帯の電源オフです。
ですが、メモは自由です。傍聴席のみなさん、ノートにメモしていました。

 

傍聴席の方々

傍聴席は基本的に自由席です。
証人がいる場合は、法廷に一番近い席に座るので、最前列端はあけておいたほうが無難です。
服装も自由で、ラフな格好をした人もいれば、学生なのか、弁護士のたまごなのか、リクルートスーツで必死にメモをとる若い人もいました。全身クロムハーツのようないかつい中年男性の方もいたり、さまざまです。帽子は禁止だそうですが、それ以外は自由でした。
阿曽山大噴火さんはいらしゃいませんでした。笑
いつか傍聴席でお会いしたいものです。

 

最後に・・・

実際の裁判なので、現実なんですが、ドラマを見ているような感じです。
被告人や証人の緊張はこちらにも伝わりますし、被告人が泣いて反省しているシーンを見ると、見ているこちらももらい泣きしてしまいそうになります・・・。
それと同時に、ここに立つことがないように生活していこう、という気持ちも強くなります。
犯罪、ダメ。ゼッタイ。
裁判の傍聴は国民の権利とはいえ、見ず知らずの他人に裁判を傍聴されるのも、当事者としては嫌な気分かもしれませんが、罪を犯してしまったわけで・・・そんなことをぐるぐる考えてしまいました。
冤罪だったらたまったものはないですね。冤罪ダメ、ゼッタイ。

傍聴はもちろん無料です。
予約も不要ですので、大人の社会科見学として、平日にお時間があれば行ってみてはいかでしょうか。
初めてでも大して迷うことなく傍聴できましたので、興味がある方は一度行って見るといいと思います!
今回は、時間がギリギリだったので、建物内をじっくり見れませんでしたが、裁判に関するパンフレットがおいてあったり、食堂があったりするみたいですね。
今度は一日がかりで行ってみよう。
裁判員裁判とかも傍聴してみたいですね。

今回は、全体的な感想になりますが、事件ごとの詳細は別記事であげる予定です。

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

それでは、このへんで。

 

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