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【水曜日のダウンタウン】モンスターアイドルはなぜ面白くないのか【感想と考察】

やや刺激的なタイトルになってしまいました。

豆柴の大群『りスタート』の歌詞考察はこちら

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第4話感想&考察はこちら

strbcs.hatenablog.com

第3話感想&考察はこちら

strbcs.hatenablog.com

第1話感想&考察はこちら。

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前回あれだけ絶賛させていただいた水ダウのモンスターアイドル。
今週の第二回では舞台も沖縄に移り、アイドル候補生たちの生き残りサバイバルも本格化。
クロちゃんも相変わらずのモンスターっぷりを発揮し、どう考えても面白い!!
・・・はずなんですが、私は観ていくうちに違和感が広がっていきました。

あれ?あんまりおもしろくない・・・

そうなんです、面白くないんです!
うーん、面白くなる要素しかないはずなのに、どうしてなんだろう・・。

ということで今回は、モンスターアイドルがつまらない理由と、どうしたら面白くなるのかについて私なりに考察してみたいと思います。

 

漂う予定調和感

うーん・・・続き物の宿命なんでしょうか。
確かに、クロちゃんの発言は1つ1つ滅茶苦茶キレがあります。
依然として最高のパフォーマンスを見せつけてくれていますが、どこか全体的に予定調和な感じが漂ってしまっています。
というより、番組の作りとして、そもそもクロちゃんのゲス発言を誘発する・期待するセッティングがなされているわけです。
毎日一人落選していく。そしてその決定権はクロちゃん一人が握っている。
こんなん、お膳立て以外の何物でもないですよね。(笑)

そしてクロちゃんは、やはり頭がいいのか期待された役回りを見事に演じ切ります。
これが、「ほら、みんなこういうのが見たいんでしょ?」感があるんですよね。
単に期待された役回りを演じているだけ、というか。
クロちゃんのモンスター感があまり感じられないんです。
モンスターハウスのときは、毎回毎回、クロちゃんの一挙手一投足が予想を大きく超えて、すさまじいモンスターっぷりを発揮していました。

それに対し今回のモンスターアイドルでは、少なくとも私は、クロちゃんにモンスターっぷりをあまり感じられていません。
むしろ、意図的にモンスターっぽく振舞っているように感じられます。
恐らくこれが、予定調和感を生んでいる主な要因でしょう。

 

何故クロちゃんはモンスターになれなかったか

では、天性のモンスタークロちゃんが、今回モンスターアイドルでモンスターになり切れない理由は何なのか。
主な原因は2つだと思います。

 

1.番組制作側の意図が強すぎる

まずそもそも、今思えば最初の方のクロちゃんの発言が、象徴的だった気がします。
今回の設定を一通り説明されたクロちゃんは、こう発言するんですよね。
「今、理解しました。僕が全権を持っているということが確認できました。」
そうなんです。
クロちゃんがアイドル候補生を自由に選定する。
そのためにわざわざ沖縄で共同生活をする。(しかもわざわざプール付き)
こんなの、「視聴者が(というより我々が)何を期待しているか分かりますよね?しっかりその立場を利用して、プールでセクハラしたりアイドル候補生を脅迫したり、いろいろお願いしますよ」と耳元ささやいているようなもんじゃないですか。(ドラマの見過ぎです。笑)

そうした番組制作側の意図が強く見えすぎて、それが原因でクロちゃんがただ忠実にその役回りを演じているようにしか見えなくなっている、というのは言えると思います。

 

2.クロちゃんの明確なゴールが無い

これも、やはり痛いですね。
モンスターハウスの時は、ターゲットの女の子の前では、徹底的に紳士的にふるまおうとしてましたよね。
(その裏表の激しさも非常に面白かったです!)
それは、コンセプト的に「女の子と交際する」という最終目標が明示的に与えられていたからだと思います。

それに対し今回のモンスターアイドルでは、クロちゃんがいまいちアイドル候補生たちと本気で付き合いたいと思っているように見えません。
そもそも、本当に狙っているならプールの水を飲むパフォーマンスなんてするはずないですからね。
モンスターハウスで、わざわざ女の子がいなくなってから女の子の使ったグラスを舐め回した名シーンが思い出されます。笑)

もちろん私は、モンスターハウスはガチの恋愛リアリティショーだった、という主張をしたいのではありません。
実際どうだろうが、ガチに「見える」かどうかが重要なのです。

何故クロちゃんはアイドル候補生たちと本気で付き合おうとしないのか。

それは、クロちゃん自身が、設定上に無理があることに気づいてしまっているからだと思うんですよね。
自分がプロデュースするアイドル候補生と付き合うって、それは設定上さすがに無理がある・・・。
枕営業を強いる」とかなら実際にもありそうですが、そんなの放映できるわけないですし。
かといって、じゃあ「アイドルにしてやるから俺と付き合ってよ」って、それは絶対に成り立たないですよね。
だって、全国ネットで放映されちゃうわけですから。プロデューサーと男女交際していることが公式発表されているアイドルなんて聞いたことありません。
(ん?待てよ?それはそれで面白いかも?)
となると、クロちゃんとしては大変です。

アイドル育成と恋愛リアリティショーに、コンセプト上そもそも無理があることに気づいている。
気づきながらも、番組から求められる以上、アイドル候補生との恋愛も期待する素振りを見せなくてはならない。
絶対的な権力者という立場を利用してのセクハラも、番組から期待されている以上応えねばならない。

クロちゃんは、上記のような矛盾と葛藤を抱えながら、モンスターを必死に演じきろうとしているのです。

どこを目指すべきか、明確なゴールも与えられないまま・・・

そういう目で見ると、むしろ健気!
情熱大陸みたいな特集の仕方をしたほうが面白いんじゃないでしょうか(笑)

 

じゃあ、どうすれば面白くなるのか

私は、モンスターアイドルが面白くなるとしたら、2つしか手段は無いと思います。
1つは、素直にモンスターハウスの続編をやること。
二番煎じでもいい。
女性と男性を複数人呼んで素直に恋愛リアリティショーをやったら、クロちゃんならそれだけで素晴らしい面白さを発揮してくれますよ。
クロちゃんという極上の素材に、余計な味付けは不要なのです。


もう1つは、いっそのこと超真面目なアイドル育成をやらしてみてはどうでしょう。
一切、ゲス的な要素を封じてもらって、クロちゃんに本気でアイドルプロデュースをやらせる。
クロちゃんは頭がいいですし、世の中に渦巻く欲望をうまく計算し、もしかしたら秋元康並みのヒットアイドルを生み出してくれるかも。
さすがにそこまでの成功が無理だったとしても、クロちゃんのアイドル論や、どんな女性を残すかといった視線、どういう戦略で売り出すかといった思考は、そのままドキュメンタリーとして非常に面白いコンテンツとなりうると思うんですよね。

実際、クロちゃんが沖縄の初日で落第させた理由は、アイドルプロデューサーとして非常に説得力があるものでした。
「ダンスもへただし、アイドルになるというモチベーションを感じられなかった」みたいな理由だったと思います。

 

ということで結論!

ぜひクロちゃんに、笑い無しで、ガチのアイドルプロデュースをさせてみてください!
もうモンスターアイドルの収録は終わってしまっているのかもしれませんが、途中からでも路線変更したら、すごく面白いドキュメンタリーになると思うんだけどなー。

 

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございます。

それでは、このへんで。

 

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